尾札部道路、30日に縄文センターまで開通
update 2011/9/17 10:48
函館開発建設部は16日、函館市南茅部地区の国道278号尾札部道路(尾札部〜大船間14.8キロ)のうち、安浦〜臼尻間2.3キロを30日正午に開通させると発表した。10月1日の同市縄文文化交流センターと、併設する道の駅「縄文ロマン南かやべ」(臼尻町)オープンに合わせ、本年度開通予定の安浦〜豊崎間5.9キロのうち、2.3キロを前倒しで供用開始する。
施設オープンに伴い、周辺道路の交通量の増加が見込まれることから、2.3キロ区間を先行して開通させることに。今回の終点となる臼尻と新施設はつながっており、函館開建は「施設へのアクセスは開通区間を利用してほしい」(道路計画課)と呼び掛けている。
函館開建によると、開通区間は片側1車線で、車道の幅は片側3・25メートル、路肩1.5メートル、歩道3メートル。今回開通する区間を使い、鹿部町方面への通り抜けはできない。
同日午前10時から、尾札部道路建設促進地域協議会(加藤詔三会長)主催の式典を安浦側で開き、開通を祝う。
海沿いの現国道は幅が狭く、カーブも多い。これを受けて尾札部道路の整備には、物流や防災、交通安全などの面で地域の要望が強い。
市教委によると、同センターの初年度(10月〜来年3月)の来館者はオープン効果もあって約4万人を見込む。2.3キロ区間の開通でアクセスが便利になり、来館者の順調な入り込みに期待を寄せる。
尾札部道路は、尾札部〜安浦6キロが2002年度までに供用済み。残る豊崎〜大船間2.9キロは16年度以降の開通を予定している。函館開建によると、尾札部道路の総事業費は187億円で、全区間14.8キロに対する進ちょく率は81%(10年度末現在)。本年度の当初予算は14億7500万円。
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