大門キッズスタジアム 来年度以降も継続へ
update 2011/9/16 11:10
函館市は、若松町のWAKOビル内にある子育て支援施設「大門キッズスタジアム」を、来年度以降も継続する方針だ。同施設は民間に委託して事業を行っており、その運営資金となっている国からの補助金が本年度で切れるが、設置者の市は「国などの委託・支援制度での事業実施を検討する」としている。
大門キッズスタジアムは中心市街地活性化の一環として、JR函館駅前・大門地区ににぎわいと雇用の場を創出し、親子が集える遊び場を提供する目的で設置。プロポーザル(提案)方式で事業者を募り、同ビルを運営するNAアーバンデベロップメント(布村隆二社長)に事業を委託し、昨年7月に開業した。
オープン当初から子育て世代に支持を集め、8月末現在の入場者数は7万3297人(無料入場者を含む)に上る。市経済部は「スタジアムを訪れた足で、大門で衣料品や食料品を買ったり、食事をする人も多数見受けられる」と、同地区への波及効果を認める。
同スタジアムの運営は、国の「ふるさと雇用再生特別交付金」を活用。2年間で8650万円の財政支援を受けていたが、同交付金は本年度で終了するため、事業の継続には新たな財源を捻出する必要が生じている。
この問題は9日の市議会一般質問でも取り上げられ、市は「多くの市民や商店街関係者から存続を望む声が寄せられており、国などの委託・支援制度での事業実施を検討するなど積極的に取り組みたい」と答弁。同部の入江洋之参事は「入場者は当初の予定よりもはるかに多い。雇用維持の目的もあるだけに残していきたい」と話している。
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