受動歩行ロボット 一度停止も再スタート 次は80時間
update 2011/9/15 12:01
公立はこだて未来大学(中島秀之学長)で12日から連続歩行ギネス記録に挑戦している「受動歩行ロボット」が、スタートから約10時間半後に記録をストップした。13日午前9時に再スタートし、同日中に名古屋工業大学が持つ記録13時間45分を更新。80時間連続歩行を目指し、安定した歩きを見せている。
ロボットが停止したのは13日午前零時過ぎ。同チームメンバーが数分目を離したわずかの合間だった。今年5月に行った予備実験では、243時間の連続歩行を達成している同ロボット。失敗の原因は、ロボットを歩かせているルームランナーの速度が落ちたこと。気づいた時にはロボットがルームランナーの先端まで進み、止まってしまっていたという。
不測の事態にメンバーはショックを受けつつも、同日午前9時にギネス記録計測を再スタート。「もう一瞬の気も抜くことはできない」と、ロボットが歩く位置を5分ごとにコンピューターにデータ入力するなど、万全の監視態勢のもとで計測を進めている。
「停止は予想外だったが、とりあえず現時点で記録を更新できた。この調子で終了予定時まで頑張りたい」とメンバーの力石直也さん(23)。実験期間は最初に決めていた16日午後5時半までの予定だが、メンバーは「その後もロボットを動かし続け、当初の目標100時間を達成できれば」と意欲を燃やしている。
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