斎藤さん、たばこ消火具で特許取得

update 2011/9/14 12:33


 函館市富岡町2の斎藤勝弘さん(66)が手掛けた、たばこ消火具がこの夏、特許庁から実用新案登録を受けた。たばこの火が消えた際に出る独特の臭いを防ぎ、再び同じたばこに火をつけて吸っても「新鮮な味わいを楽しめる」と評価された。斎藤さんは自宅の工房で商品づくりに取り組み、この秋から営業活動も本腰を入れて展開する予定で「愛煙家や禁煙を目指す人にとって重宝されるものづくりに励みたい」としている。

 この消火具は高い消臭能力を持つ、特殊剤を小形ポットに固め込んだもので、中央部の穴に火のついたたばこをそっと置くと10秒ほどで火が消える仕組み。たばこを押しつけて、フィルターを折らない限り、効果がある。斎藤さんは、建築業に携わっていた経験を生かし、体に無害な吸着剤や空気量の割合を計算。1年前から試作品をつくっては、知人や飲食店関係者に配り「1本のたばこを長く、大事に吸える。たばこ代が半分になった。禁煙に成功することもできた」という声も。

 周囲の反応に手ごたえを感じ、6月28日に実用新案を出願、8月17日に登録となった。商品名は「スピ―ル」で、楽譜の休符にちなみ「至福の一服を楽しんでももらいたい」と願いを込めた。

 斎藤さんは「この商品をまずは市内の有名土産店などで扱ってもらえるように売り込みを頑張りたい。また、この特許を活用した新商品づくりにも力を入れていきたい」としている。値段は1個1300円、自宅の工房で販売中。 問い合わせは斎藤さんTEL0138-41-6831。

提供 - 函館新聞社


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