25日に石巻市でバル街、函館の飲食店も協力へ
update 2011/9/13 11:26
東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市で25日、函館発祥の飲食イベント「函館西部地区バル街」を参考にした「ボンバールいしのまきV復興!!」が開かれる。2009年から始まったイベントで、被災した影響が大きく今年の開催が危ぶまれていたが、地域の活気につなげようと先月下旬に開催を決定。函館の飲食店も出店協力し、“バル仲間”を応援する。
ボンバールは、石巻観光協会の食部会「知産地賞の会」(松本俊彦会長)主催。バル街同様、地域の飲食店をスペイン風の立ち飲み居酒屋「バル」に見立て、各店を“はしご”しながら楽しむ。 09年4月に開かれた函館のバル街を視察した会メンバーが魅力を体感し、ノウハウを吸収。その年、10年と2年連続で開催している。
3月の大震災で、会場となる中心街は大きな被害を受けた。参加店の中には今だ営業再開のめどが立たない店も多く、開催するかどうかギリギリまで迷い続けたという。
今回は約30店が出店する予定で、中にはテントを張って参加する店もある。函館からは同バル街実行委員長で、レストランバスクのオーナーシェフ、深谷宏治さんらが参加する。深谷さんは「まちづくりの視点で今後の交流を期待している。これから前へ進もうという気持ちを応援したい」と話す。
知産地賞の会事務局を担当する小野寺夢津子さんは「まちの復興に希望を持ち、開催を決めた。函館バル街の皆さんに協力していただき、後押しに応えられるよう取り組んでいきたい」と話した。
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