大韓航空、ソウル線チャーター便再開
update 2011/9/11 11:11
福島第1原発事故の影響で運休が続いていた大韓航空の函館―ソウル(仁川)間の定期路線で、同社のチャーター便が10日、函館空港に到着した。同路線は5月の大型連休以来4カ月ぶりの運航で、12月下旬まで運休が決まっている定期便の早期再開につなげたい考え。
同路線は函館唯一の国際定期路線だが、東日本大震災や原発事故の影響で、ゴールデンウイーク期間を除き、3月から定期便は休止している。工藤寿樹函館市長らが6月に大韓航空本社などを訪れ、早期再開を要請する中で今回のチャーター便の計画が実現した。
チャーター便は10、13の両日と、10月8、11の両日に各日1往復運航。今月は函館、仁川発ともチャーター便を利用したツアーが組まれ、144人乗りの機材はいずれもほぼ満員となった。10月には函館市が姉妹都市提携した韓国・高陽(コヤン)市の物産展に参加するため、工藤市長や地元経済界関係者らが渡航する予定だ。
この日は函館空港で市や商工会議所などの関係者が法被姿でツアー客らを出迎え、ハングルで「ようこそ函館へ」と書かれた横断幕を掲げて特産のガゴメコンブ入りキャラメルを手渡した。ソウル市在住のソク・ソウギョンさん(38)は「放射能の影響は少し気がかりだが、北海道は福島と離れているので大丈夫だと思う」と話した。市は「今回のチャーター便運航を定期便の早期再開の弾みにしたい」としている。
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