久々バル酔いしれ はしご酒満喫

update 2011/9/10 10:08


 函館市内の西部地区をスペインの立ち飲み居酒屋「バル」に見立て、参加店舗の食べ歩きを楽しむ「函館西部地区バル街」(同実行委主催)が9日、同地区で開かれ、大勢の観光客や市民らでにぎわった。

 2004年4月から毎年春と秋の2回開催していて今回で16回目。前回は東日本大震災の影響でチャリティーイベントに変更したため、本格開催は昨年9月以来、1年ぶり。今回はレストランやバー、居酒屋など65店が参加し、西部地区以外にある店舗や上ノ国、松前町、東北からも出店した。

 各店では、専用のチケットを出すと、特別に用意したピンチョス(つまみ)と飲み物を味わうことができ、職場や友人同士のグループがマップを片手に参加店の“はしご”を楽しんだ。

 また、末広町のアクロス十字街前では、生ハムやチーズ、ワインの振る舞いサービスが行われ、100b以上の長い列ができる盛況ぶり。仲間同士がワイングラスで乾杯する光景が見られた。

 このほか、フラメンコのライブや公民館での音楽コンサートなど協賛イベントも多彩に行われ、チンドン屋パフォーマンスで地区を練り歩いた長谷川一座(青森県弘前市)の長谷川清一さん(62)は「市民の方に懐かしさを感じてもらえれば」と盛り上げに一役。

 友人同士という函館市内の金丸恵さん(39)と加藤益美さん(39)は「久々の開催なので楽しみにしていた。バルの常連店を中心に思い存分飲みたい」と言葉を弾ませ、静岡県富士市の深沢悠里さん(29)は「地元のバルイベントに携わっているので視察を兼ねて来た。自分も楽しみながら参考になるものを吸収したい」と話していた。

 10日は午前10時から五島軒本店(末広町4)で、バル街を参考にした全国各地の飲食イベントを行う関係者が集い、バルまち会議を初めて開く。

提供 - 函館新聞社


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