「福祉避難所」指定へ
update 2011/9/10 10:06
函館市は、災害時に高齢者や障害者らを受け入れる「福祉避難所」の設置に乗り出す。現在、市内に要援護者に対応した福祉避難所の指定はなく、9日の定例市議会の一般質問で、川越英雄福祉部長が「関係機関や民間施設などと早期指定に向け協議したい」と述べた。
斉藤佐知子氏(民主・市民ネット)の質問への答弁。
福祉避難所は、一般の避難所での生活が困難で、介護が必要な高齢者をはじめ、障害者や妊産婦、乳幼児ら要援護者を受け入れる施設。市内には指定された施設がないのが現状で、避難所生活が長期化する場合に備え、その必要性が叫ばれている。
市は災害時の要援護者への対応を庁内で協議する「災害時要援護者対策検討委員会」を年内にも開き、地域防災計画の見直しと併せて、指定先や運営方法のほか、必要な設備、人員などを検討する。川越部長は「緊急度や要援護者の程度に応じて、段階的な指定配置が望ましいと考えている」との認識を示した。
提供 - 函館新聞社
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