魅力ある市町村区…函館 今年も全国2位
update 2011/9/9 10:34
民間シンクタンクのブランド総合研究所(東京)が発表した今年の地域ブランド調査で、函館市の「魅力度」は全国の市区町村で昨年に続き2位となった。2年連続首位の札幌市とは僅差で、市企画部は「1位になれなかったの残念だが、函館の高いポテンシャルへの評価が定着してきた」としている。
調査は2006年から始まり、今年で6回目。7月に全国の20〜60代の男女を対象に、全国1000の市区町村の「魅力度」「認知度」「観光意欲」など計67項目について、インターネットでアンケートを実施。計3万537人から得た回答結果を点数化した。
函館市は06年3位、07年4位、08年2位、09年1位、10年2位と常に上位をキープしてきた。今年の魅力度は56.7点で前年より1.2ポイント増加。昨年、首位の座を明け渡した札幌市とは前年には1.5ポイント差が開いたが、今年はわずか0.3ポイント差に肉薄した。
項目別では「情報接触度」が前年比5.1ポイント増の55.1点で、情報の入手経路として「旅やグルメに関する番組」が同7.6ポイント増の44.4%に上り、全国1位だった。同研究所は「情報発信が効果的に奏功し、観光面の意欲や魅力につながっている」と分析する。
このほか、「食事がおいしい」(45.7%)が全国1位、「魅力的な街並みや歴史的建造物がある」(38.6%)が同4位、「買いたいお土産や地域産品がある」(24.2%)が同2位といずれも前年より順位をアップ。今年から新たに加わった項目の「地元産の食材が豊富」では38%と全国1位で、地域資源や食に対する評価の高さがうかがえる。
同研究所は「函館市は全国的にイメージ、人気とも高く、数値的には自信を持っていい。札幌など他都市にない既存の地域資源を磨き、うまくPRできれば首位返り咲きも期待できる」とする。函館国際観光コンベンション協会の藤森和男専務理事は「胸を張れる喜ばしい順位。今後も全市一丸でホスピタリティーの向上に努め、さらに上を目指したい」と話している。
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