来月、函館で「縄文」国際シンポ
update 2011/9/8 11:51
「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」に関する国際シンポジウム「縄文文化とユーラシアの様相」(国際縄文フォーラム実行委員会主催、函館新聞社など後援)が10月29、30の両日、函館市の金森ホール(末広町14)で開かれる。日本や米国など5カ国の研究者が参加し縄文文化について話し合う。主催者は同遺跡群の2015年度の世界遺産登録実現に向け、機運を高めたい考えだ。
道内唯一の国宝・中空土偶などを展示する市縄文文化交流センター(臼尻町)が10月1日にオープンを控えていることや、中心となって主催するNPO法人函館市埋蔵文化財事業団が、ドイツ考古学研究所と08年から共同発掘などを通じて学術交流があることがきっかけとなって実現。日独交流150周年記念事業の一環として開かれる。
シンポジウムには日本、ドイツ、米国、英国、カナダの5カ国が参加。考古学などに携わる約20人の研究者が、気候変動と人類の歴史を主なテーマにディスカッションや基調講演、事例報告などを同時通訳で行う。
実行委は「今回のシンポジウムはドイツでも盛んにPRされているほか、国内外の第一線で活動する研究者が多く来る。東日本大震災を経験した今、自然と人との関わりについて世界的視点で改めて考えるきっかけとなり、縄文文化を含め、市の魅力を世界に向けて発信したい」としている。
一般市民も入場できる。両日とも参加無料で、定員は150人。問い合わせは市埋蔵文化財事業団TEL0138・25・5510。
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