前線影響、道南で強い雨

update 2011/9/4 10:27


 本道付近に停滞する前線の影響で、道南地方は3日も荒れた天気となった。午前中は奥尻と桧山南部で、夕方からは渡島西部で強い雨となり、函館海洋気象台によると午後8時現在、福島町千軒で1時間に23・0ミリ、函館は同じく13・5ミリを観測した。同気象台によると、奥尻で1日午後3時から3日午後8時までの雨量が147・0ミリを観測。せたなで同じく142・0ミリとなった。

 午前中は晴れ間が広がり、蒸し暑かった函館市内も、午後から雨となった。JR函館駅前を歩いていた市内の高校生は「午前は汗で、午後は雨で体はずぶ濡れです」と話していた。

 また、市内の漁港では、台風12号の接近に備え、船をロープなどで結び、高波から守る作業が行われた。志海苔漁港では港内に停泊する2d級の漁船を等間隔にし、船同士をロープでつないだ。近くに住む古谷留芳さん(80)は「雨がやんだのを見てすぐ来た。夜中から朝にかけて天気が荒れると思うから、いつでも漁港に行ける準備をしておく」と話していた。

 この台風の影響で、JR北海道は3日、札幌―大阪間「寝台特急トワイライトエクスプレス」1往復2便を運休とし、約170人に影響した。また、全日空(ANA)は同日、函館―関西空港間1往復2便、同―名古屋中部空港間3便の計5便を欠航し、計422人に影響した。このほか、森町のJR森駅前広場で4日に予定していた「楽市楽座もりまち食KING市」は中止となった。

 気象庁によると、台風12号は4日朝に山陰沖から日本海に抜け、北へ。同日夜から5日午後にかけて本道の西海上を通過する見込み。引き続き、気象情報に注意を呼びかけている。

提供 - 函館新聞社


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