自然体験事業 促進に期待…松前町が道教大と協定

update 2011/9/2 10:21


 【札幌】松前町と道教育大(本間謙二学長)の相互協力協定の調印式が1日、札幌市中央区のホテルで行われた。町は、アウトドアライフについての学科や関連する研究室がある同大の岩見沢校(佐川正人副学長)が持つノウハウを活用し、自然体験交流事業の促進と受け入れ体制の充実を図り、交流人口の拡大を目指す。大学側も同町を活動の拠点に加え、研究の場を広げる考えだ。

 町が大学と協定を結ぶのは今回が初めて。町は自然体験観光に力を入れており、子どもの農漁業体験や民泊で町に長期滞在してもらう国の事業「農山漁村交流プロジェクト」を、町原口の「交流の里づくり館」を拠点に取り組んでいる。同大との連携によって、プロジェクトの定着と充実、さらには交流の促進によって高齢化が進む同地域の再生や活性化にもつなげる狙いがある。

 調印式には前田一男町長と同大の本間学長、佐川副学長らが出席。それぞれ署名し、協定書を交わした。協定書では@同プロジェクトの推進を図るための事業A生徒と地域の人的交流B施設の相互利用―などが盛り込まれている。

 本間学長は「松前町との連携を、芸術、スポーツ分野も視野に入れ拡大させていければ」とあいさつ。前田町長も「松前の自然を生かした体験交流事業を推進していきたい」と述べ、相互協力協定への期待を寄せた。連携事業の第1弾として11月上旬に同町でワークショップの開催を計画している。

提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです