”萌えキャラ”でドア事故防げ、市交通部がステッカー作製

update 2011/9/1 10:03


 函館市交通部は、市電の乗車扉に指や衣服、荷物などが挟まれる事故を防止しようと、乗客に注意を呼びかけるステッカーを製作した。市電オリジナルの美少女アニメキャラクターをあしらい、全30両の乗車口に掲示。熱烈なファン向けに全3種類をセットにして市販もする。

 全国で鉄道のドアが開閉する際に、手や物が挟まれる事故が発生していることから、国土交通省が今年に入り、各事業者に安全対策を求める通知を出したことを受けた措置。市電ではこれまで小さな文字のみの表示だったが、目立つようにと新たにイラスト入りのステッカーを考案した。

 ステッカーは縦25センチ、横12センチで、緑、青、黄色の計3種類。8月29日から順次、車内2カ所の乗車口に掲示した。市電オリジナルキャラクター「松風かれん」を大きくあしらい、「お子様の手や手袋などが引き込まれないよう開くドアにご注意下さい」と呼びかけている。

 同部によると、函館市電ではこれまでドアの開閉に伴う事故は起きていないが、「視覚に訴えて注意喚起ができれば」と担当者。ステッカーは計300枚を作製し、市電ファンの声に応えて1日から市電駒場車庫で3枚組1500円(税込)で販売するほか、同部ホームページ(http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/transport/)で通信販売する。問い合わせは同部事業課TEL0138・32・1730。

提供 - 函館新聞社


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