がん征圧へ支援を…チャリティーイベント 函館初 患者ら24時間歩いて訴え
update 2011/8/28 09:54
がんに負けない社会を目指して、がん患者や家族、支援者らが交代しながら24時間歩き続けるチャリティーイベント「リレー・フォー・ライフ(RFL)inはこだて」(実行委、日本対がん協会主催)が27日、函館市高松町の高松ふれあい広場で始まった。函館では初めてで、道内では室蘭市、石狩市に続き3番目の開催。有志の市民ら約60人がリレー・ウオークに参加した。
RFLは、がん患者や家族らの支援とがん征圧を目指したイベントで、1985年に米国で始まった。日本では2006年に茨城県つくば市で始まったのを皮切りに、年々各地でも広がり、2010年には20カ所で開かれた。
この日は午前11時半の開会式に続き、正午にリレー・ウオークが始まり、がん患者4人が先陣を切った。その後、参加者が次々とウオークに参加し、1周約120メートルのコースを歩いて周回した。
午後5時すぎにはがんで亡くなった人をしのび、闘病者を励ますためのキャンドル(ルミナリエ)約400個をコース脇に並べ点火。紙のパッケージには「がん検診受診を」「絆」などと記され、いくつものほのかな明かりが暗闇の会場を幻想的に照らした。
星空の下、全国のRFLの会場で演奏活動を行っているサクソホン奏者のTSUBO―KEN(ツボケン)や函館大ジャズ研究会のライブも行われ、歩き続ける参加者を後押し。
ライブの途中、実行委の計らいで28日が誕生日のツボケンさんに、お祝いのコメントが書かれた寄せ書きがプレゼントされ、ツボケンさんも「感激しました」と感謝しきり。
リレー・ウオークに参加した函館戸井西小4年の高田葉月さん(10)は「(闘病中の人に)くじけないで頑張ってほしいと思って歩きました」と話した。 実行委の工藤秀彦副委員長は「これをきっかけに輪が広がればいいですね」と述べた。リレー・ウオークは28日正午まで続けられる。
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