函館への行政視察、昨年の2割

update 2011/8/27 12:54


 全国の市町村議会などから函館市を訪れる行政視察が減少している。本年度は7月末現在で、前年同期の約2割にとどまっており、市議会事務局は「東日本大震災とともに、今年が統一地方選の年だったことも影響している」と話している。

 市議会事務局によると、行政視察は市町村単位の会派や委員会単位で訪れるケースがほとんど。青函博覧会が行われた1988(昭和63年)に243件、2076人が訪れたのをピークに、ここ数年は100件台で推移。07年度は129件1082人、08年度は136件988人、09年度は145件1143人。10年度は164件1266人と年々増え続けてきた。

 例年は6月定例会後の7月と、9月定例会後の10月に集中する傾向にある。しかし、本年度は震災発生後の4月に1件もなく、5、6月も1件ずつと低調。7月は15件99件と増えたが、前回統一地方選が行われた07年度と比較しても件数、人数ともに下回る。

 視察目的では市地域交流まちづくりセンターが多く、市民活動のサポートに特化した独特な性格を持つ面から、具体的な活動内容や運営面を見ようと訪れている。また、昨年復元オープンした箱館奉行所や、移住施策を担う定住化サポートセンターへの関心が高い。市議会事務局は「人口減少の時代に、函館がどういう取り組みをしているか調べるケースが多い」と分析している。

提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです