粘りの中に栄養…ガゴメの魅力を学ぼうセミナー
update 2011/8/25 10:20
函館短大付設調理師専門学校(下野茂校長)で24日、「ガゴメの魅力を学ぼうセミナー」が行われた。全学生105人が参加。真剣な表情で講師の話に耳を傾けていた。
身近な食材であるガゴメコンブについて理解を深めるのが狙い。成分や調理法、飲食店などでどのように取り入れているかなど、さまざまな視点から魅力を紹介した。
ガゴメコンブ研究の第一人者、北大大学院水産科学研究部の安井肇教授はガゴメについて「世界的に見ても、ここまで粘りのある食材は珍しい」とし、「健康に効果の期待できる成分もたくさん含んでおり、さまざまな可能性を秘めた食材。資源を大切にすると同時に開発発展させるのも重要」と説いた。
函館がごめ連合のコーディネーターを務める料理人の秋保栄さんが実際にガゴメの粘りを見せると、学生たちからは驚きの声。函館地域振興財団販売促進専門員の仲川昇一さんは、市内近郊で販売されている関連商品やメニューを紹介した。
また、このほどガゴメコンブの粘りを抽出して作るところてんの開発に成功した同校の吉田徹教頭は、開発の苦労を振り返りながら「知識と技術、思い描くものを作り上げたいという強い意志が大事。学生生活でもそれを忘れないで」と語りかけた。
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