思い出たくさん 別れ惜しむ 被災家族が帰路に 函館・むすびば

update 2011/8/24 10:29


 被災地支援に取り組む団体「函館・むすびば」(丸藤競代表)が福島県などから受け入れた家族が23日、約1カ月の滞在日程を終了し、帰路についた。子どもたちは列車が発車する直前まで、世話をしてくれたスタッフらと抱き合ったり、手を振りながら別れを惜しんだ。

 同団体の支援事業として、先月26日から19家族58人が来函。29日間の期間中には、木古内町での地引き網み体験、花火観賞、大沼を1週するサイクリングなどさまざまな企画を楽しんだ。

 JR函館駅からは約40人が古里に向け出発した。滞在していたホテルから駅に到着するまでの間にも、これまでの出来事を振り返り、保護者と支援スタッフが涙する場面もあったという。列車に乗り込むと子どもたちは「一緒に行こう」「冬休みにまた来るね」と大きな声で手を振り、スタッフもそれに応えるように手を振り続けていた。

 娘の杏優さん(9)と訪れていた福島県いわき市の伊藤愛子さん(49)は「すばらしい思い出ができた。家は半壊してしまい落ち込んでいたが、元気をもらった」と笑顔だった。

提供 - 函館新聞社


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