藤岡眼科病院 石川町へ来年4月移転へ
update 2011/8/24 10:28
藤岡眼科病院(函館市大手町18、藤岡達彦院長)が来春、同市石川町162の区画整理地区に新築移転する。民間の眼科専門病院では道内初という電子カルテの導入を進める一方、病床を40床から19床に減らし診療所に転換する。9月にも着工し、来年4月中旬のオープンを目指す。
同病院は1925(大正14年)、JR函館駅前で開業し、76年、現在の建物に移った。近年、大型機器の導入などで院内が手狭になったことなどから近辺での移転、増改築を検討していたが、東日本大震災による津波で駐車場が冠水し、建物も浸水。患者の安全面など総合的に判断した結果、石川町への移転を決めた。
新しい建物は鉄筋2階建て延べ床面積1500平方メートルで、現在の4階建ての建物の2倍の広さとなる。駐車場も約70台分を確保し、バリアフリー化も行う。
オール電化システム、太陽光発電を導入し、院内は視覚障害者が認識しやすい色や素材を使った室内空間とする考え。スタッフ間の情報共有化や待ち時間の短縮を図るため電子カルテも導入する。
診療所への転換は、技術の進歩で日帰り手術が増え、移転新築を機に実情に合わせた。現在通院中の患者の交通手段を考慮し、送迎バスの運行も検討している。
藤岡院長は「今まで通り実践してきたスタッフのチームワークで質の高い優しい眼科医療を提供していく」と話している。
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