実習生が「登檣礼」

update 2011/8/23 11:06


 海の祭典オーシャンウィークに合わせて18日から函館港西ふ頭に接岸していた「海王丸」(2556トン)が22日午前、東京へ向けて出港。実習生が帆を支えるヤードに上がり、見送り客に「ごきげんよう」と呼びかける最高級の儀式「登檣礼(とうしょうれい)」が行われ、岸壁から大きな拍手が起きた。

 海王丸は日本最大級の帆船で、航海士や機関士を目指す海上技術学校の実習生80人らが乗船。イルミネーション点灯や一般公開などで市民と交流を深めた。

 登檣礼は、船が皇族らの送迎、司令官や艦長の交代などで行う礼式として始まったのが由来で、この日は実習生が高さ50メートル級のマストに裸足で登った。

 軽々と駆け上がる姿に「わあ、すごい」と市民らは歓声。実習生は敬礼と脱帽で「ごきげんよう」と3回発声、汽笛を鳴らし沖合へ向かうその勇姿に再び大きな歓声と拍手が起きた。

 七飯町の青木勉さん(61)は「美しい姿で素晴らしいの一言」、孫の利一ちゃん(3)も「大きくてかっこよかった」と笑顔だった。

提供 - 函館新聞社


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