谷地頭温泉の売却予定額5億円
update 2011/8/20 11:55
函館市企業局は19日、民営化に向けて売却する方針を固めている市営谷地頭温泉(谷地頭町)の売却予定額が約5億1000万円(税抜き)となる試算を明らかにした。10月にも譲渡先の事業者の公募を始め、来年1月にも売却先を選定する。
19日に開かれた市議会の経済建設常任委員会(松宮健治委員長)で報告された。6月下旬に開かれた市上下水道事業等経営審議会で素案が初めて示され、7月には売却の方針を近隣町会や市浴場協同組合などに説明し「一定の理解、了承が得られた」(上下水道部温泉課)とした。
売却額は不動産鑑定評価額を基に算出し、土地、建物を含めた最低価格となる見込み。売却方針を打ち出した2008年度には売却額は簿価で約8億円に上り、業者からも「高すぎる」との指摘があった。売却後の入浴料については「現在(大人420円)の料金で推移する見通し」(同部)という。
今後は9月の定例市議会で補正予算案を提出し、10月から提案型の公募を開始し、学識経験者を交えた選定委員会で選定する。井田範行氏(市民クラブ)が「プロポーザル方式にしたのはなぜか」とただし、佐野肇行同部長は「安定経営に向け、価格以外の要素を総合評価したい」と述べた。来年3月の引き渡しを目指す。
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