「すしの街」函館PRで市はパンフ作製
update 2011/8/20 11:54
函館こそ「すしの街」―。地元の新鮮な海の幸を生かしたすしを新たな観光ブランドにしようと、函館市がPRに本腰を入れ始めている。今年に入り、市内のすし店や地元ならではのネタを紹介するパンフレットを初めて作製し、旅行代理店などへの売り込みを強めている。市ブランド推進課は「道内では小樽が有名だが、函館のすしのおいしさを知ってもらいたい」と、PRに懸命だ。
函館・道南地域は津軽海峡や太平洋、日本海と漁場に恵まれ、すし文化が栄えた土地。今年1月に東京・築地の初競りで3249万円の史上最高値を付けた戸井マグロや、鮮度の良さが自慢のスルメイカ、身の引き締まったミズダコなど、食材も豊富にそろう。
市は、函館市内ですし店が約120店あり、小樽よりも約30店多いことに着目。「函館の景観や歴史を紹介する冊子は官民問わず数多くある。食の集大成であるすしの魅力を伝え、観光客呼び込みのツールに使いたい」(ブランド推進課)とパンフの作成を決めた。
パンフでは市内を8つのエリアに分け、協力が得られた一般すし店と回転ずし店68店舗を掲載。海産物が捕れる季節をまとめたカレンダーや、地場産ねたの味の秘けつ、道南発祥の米ふっくりんこなどを紹介している。
A5判29ぺージ。1万部を作製しており、道内外の旅行代理店に配布している。同課は「旅行商品をつくる際の参考にしてもらえれば」と話しており、反応を見ながら増刷も検討する考え。
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