渡島、各作物とも順調、桧山はほぼ平年並み…15日現在の管内農作物生育状況

update 2011/8/19 11:50


 渡島総合振興局と桧山振興局は18日、15日現在の管内農作物生育状況を発表した。8月上旬の好天により、渡島は各作物とも順調に生育しており、桧山は引き続き露地ジャガイモとビートが遅れているが、その他はほぼ平年並みとなっている。水稲の生育は両管内とも順調に推移している。

 水稲は、渡島で平年より5日早い。登熟は順調に進んでいる。草丈は平年並み、葉数、茎数とも平年よりやや少ない。桧山で3日早く、草丈はやや長く、葉数、茎数とも平年並み。

 ジャガイモは、渡島で収穫が順調に進み、進ちょく率は29%。桧山の露地は前回調査(8月1日現在)より1日遅れを取り戻し、10日遅れ。マルチ栽培は収穫が2日遅れ、進ちょく率は58%。

 ビートは、渡島で2日早く、根部の肥大は平年並み。桧山で前回より2日遅くなり9日遅れ。高温、少雨により根部の肥大が遅れている。

 牧草は、渡島で2番草の収穫は6日早く進み、進ちょく率は72%。桧山で収穫は3日遅れ、進ちょく率は30%。少雨で生育が緩慢になっている。

 家畜飼料用トウモロコシは渡島で平年並み、桧山で3日遅れ。このほか、渡島のリンゴは3日早く、果実肥大は順調。桧山の大豆は平年並み、小豆は前回より2日遅れを取り戻し、平年並みまで回復してきた。秋まき小麦は1日遅い7月31日に収穫を終えた。

 渡島総合振興局は「稲の登熟期に入っているので、水管理をしっかり行ってほしい」(農務課)、桧山振興局は「病害虫対策をきちんとして収穫に備えて」(同課)と呼び掛けている。

提供 - 函館新聞社


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