コープさっぽろ、市と協定 宅配事業で高齢者安否確認
update 2011/8/18 11:56
函館市と生活協同組合コープさっぽろ(札幌)は17日、高齢者の孤立死を未然に防ぐための「高齢者の地域見守り活動に関する協定」を締結した。独居世帯が増加傾向にある昨今、高齢者の安否確認などの手助けとなりそうだ。
同活動は2月に札幌で始まり、道内各都市との協定締結は今回で6番目。函館市内の宅配サービス利用者で、65歳以上の高齢者は全体の約33%と高い割合を示していた。
協定では、同社の宅配事業「トドック」や配食サービス時に配達員が異変を感じた場合、市など各関係機関に連絡を取ることを定めた。同社は「函館は高齢者が多く、見守り活動は組合員のニーズでもあった」としている。
締結式では協定書を取り交わした後、出席した工藤寿樹市長が「高齢者のみの世帯が増えている中、今後は家族だけでなく地域の協力が大事になる。ネットワークを構築していく中で、御社の活動に心から感謝している」と謝意を示した。同社の山口敏文専務理事は「他都市では実際に配達員からの届け出で命を取り留めた例もある。これからも函館の組合員の力となり、活動を道内全域に広げていきたい」と話した。
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