函館でもUターン始まる

update 2011/8/17 11:51


 お盆を古里で過ごした人たちのUターンラッシュが16日、函館でも始まった。JR函館駅や函館空港は、荷物を抱えた家族連れらで混み合い、手を振って別れを惜しむ姿が目立った。各機関によると、混雑は今週末まで続く見通し。

 JR函館駅は、札幌や本州方面に向かう乗客で混雑。JR北海道によると、両方面とも午後からほぼ満席となり、「16、17日がピークで18日以降に若干の空席となる」。3泊4日の日程で群馬県から家族4人で来函した小仁田順紀さん(44)は「湯の川温泉に泊まって函館を満喫したが、思ったより函館は暑かった。青森から新幹線で帰ります」と正午前に新青森へたった。

 函館空港でも終日、混み合った。航空各社によると、16日は全便でほぼ満席。全日空(ANA)は「14日から21日までの上りがほぼ満席で、空席があるのは22日から」、日本航空(JAL)も連日の満席だが、「17日の遅い便で、若干の空席が出てくる」という。

 津軽海峡フェリーは、函館と青森、大間の両間を結ぶ各便で混雑し、「21日までピークは続く」とみる。函館―札幌間を走る高速バス「はこだて号」も14日から満席が続き、全便2台運行で対応。

 道警函館方面本部交通管制センターによると、例年混雑する七飯町西大沼付近の国道5号では、14、15日に札幌方面へ向かう車で渋滞したが、16日に混雑は見られなかったという。

 お盆期間中は観光施設も一定の入場者があった。五稜郭タワー(五稜郭町)は、昨年(13〜15日)比609人増の1万6496人。3日間の曜日が違うため単純比較はできないものの、「震災の影響で観光客が少なかったゴールデンウイークに比べれば上向いてきている」とし、「道内より東北など本州方面からの人出がかなり増えた」と話している。

 箱館奉行所(同町)は、13〜15日に計6416人が来場した。オープンから間もない昨年同時期に比べて約4000人少ないが「曜日も違うし単純比較はできない。家族や個人などさまざまな旅行客で混み合った」としている。

提供 - 函館新聞社


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