「楠公山」「豊栄山」公開 姥神大神宮渡御祭で活躍

update 2011/8/13 13:23


 【江差】開館2年目を迎えた江差山車会館(中歌町193の3)で12日、3日間にわたる姥神大神宮渡御祭を終えたばかりの「楠公山(なんこうやま)」と「豊栄山(ほうえいざん)」の公開が始まった。2基の山車は、来年の祭礼まで1年間展示される。

 同会館は、昨年4月にオープン。毎年の祭礼を境に町内13基の山車を2基ずつ交代で展示する。12日には、磨き上げられた2基の山車が搬入された。さっそく訪れた観光客らは、迫力ある人形や豪華な水引幕に彩られた山車の迫力に驚きの声を上げていた。

 津花町の「楠公山」は、明治以前の製作とされる南北朝時代の武将、楠木正成の人形を中心に、正成の軍旗「非理法権天」の文字を染め抜いたのぼり旗や、菊水の家紋をあしらった馬印などで飾った山車は迫力満点。豊川町の「豊栄山」は、1950年に製作された、日本の神話に登場する農業の神、ニニギノミコトの勇壮な人形が目を引く。

 江差追分会館に併設された山車会館は、共通入館券(大人500円、小中高生250円)で、双方の展示を見学できる。開館時間は午前9時〜午後5時。10月末までは無休で、11月〜3月は、年末年始のほか、月曜日と祝日の翌日が休館日。問い合わせは江差追分会館電話0139-52-0920へ。

提供 - 函館新聞社


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