大島中を松前中に統合
update 2011/8/9 13:15
【松前】町教委は8日、生徒数の減少が続く大島中学校を、2015年4月に松前中学校に統合する町立小・中学校適正配置計画を決定した。今後さらなる生徒数の減少が予想され、学習環境の向上を図ることが理由。13年4月に館浜と松前、白神小学校の3校を松城小学校に統合することもすでに決まっており、今回の計画決定で中学校1校、小学校3校の体制になる。
町教委は昨年1月に計画策定に着手し、町内各地区で説明会を開き、統合への理解を求めてきた。今年3月に保護者や地域住民の理解が得られたとして、館浜小など3校を松城小に統合することを決定。中学校については統合に慎重な意見が上がったことから、引き続き説明会で合意形成を図ってきた。
町教委は、町内の児童、生徒の減少が今後も続き、小中学校の小規模校化が加速すると予測。計画では統合のメリットとして、多様な教育の展開とコミュニケーション能力の育成を図り、部活動の種類の限定化などの弊害を解消することなどを挙げている。
中学校統合に向け、13年に統合準備委員会を立ち上げるほか、受け入れ校の松前中の校舎の老朽化、耐震化に対応するため、耐力度調査を実施し、改築もしくは大規模改修を行う。
一方、小学校については、大島小と小島小は現行どおりとし、松城小の環境整備に着手するとした。また、今後の検討事項として@スクールバスの運行A教育課程の円滑な編成B廃校舎の後利用―などを挙げた。
森定勝廣教育長は「地域住民の学校への思いや統合への不安があったが、子どもたちの将来を見据え、地域にも理解が広がった。教育環境をしっかり整えていきたい」と話している。
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