七飯に響く鎮魂の音 広島原爆の日に6寺院一斉に

update 2011/8/7 10:30


 【七飯】広島市に原爆が投下されてから66年目を迎えた6日、町内の6寺院で「平和・追悼の鐘」の鳴鐘が一斉に行われた。原爆投下時刻の午前8時15分に合わせ、すべての犠牲者や被爆者への哀悼の意をささげる鎮魂の音が町内に響き渡った。

 町内で屋外につり鐘がある法雲寺(大中山2)、正覚寺(本町4)、宝琳寺(桜町)、景雲寺(大沼町)、大信寺(上軍川)、光現寺(同)の6寺院の協力で毎年、行っている。広島原爆忌のほか、長崎市に原爆が投下された9日午前11時2分、終戦記念日の15日正午にも実施する。

 このうち、景雲寺では、鈴木英孝住職(71)が鐘を突いたほか、戦時中の金属供出を免れた後、火の見やぐらの半鐘として使用され、2007年に同寺院に返還された「平和追悼の鐘」を打ち鳴らした。

 町本町から参加した七飯原水協の三浦清己さん(71)は「福島の原発問題があり、改めて放射能の恐ろしさを知った。核兵器の使用や戦争は二度と起こしてはならない」と平和への思いを語っていた。

提供 - 函館新聞社


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