ふくしまキッズ、SL大沼号で森町へ

update 2011/8/4 12:25


 【森】福島第一原発事故の影響を受けている小中学生を招いた「ふくしまキッズ夏季林間学校」の参加者が3日、SL大沼号に乗って森町を訪れた。昼食には自慢のイカめしが振る舞われたほか、町内の縄文時代の発掘品を見学するなどして過ごした。

 SL大沼号は、JR北海道の協力で、臨時便として運行。森駅到着後は、機関車を客車から切り離し、水を補給する様子を見学した。

 森町公民館では、森町女性団体協議会(村関容子会長)の会員8人がイカめし540食を用意。会場中に広がる香りと柔らかな食感のイカめしで子どもたちを楽しませた。

 あいさつに立った佐藤克男町長は森町の見どころをPRするとともに「何があっても元気で夢を持ってほしい。みんなには可能性がある。夢さえあればつらいことも乗り越えられる」とエールを送っていた。

 いわき市から来ている小学2年生の滝口大喜君(8)はこの日が滞在10日目。「初めて乗ったSLは格好良かった。毎日、いろんなことがあって北海道は楽しい」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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