函館熱い夏…ワッショイはこだて開幕

update 2011/8/3 10:12


 開港152周年記念函館港まつり(実行委主催)は2日、メーンの「ワッショイはこだて」1日目の十字街・松風コースが行われた。今年は姉妹都市提携の調印で来函した韓国・高陽(コヤン)市からも公演団が参加したほか、2年ぶりに「青森ねぶた」が登場。「函館港おどり」や「函館いか踊り」などの参加者と合わせて64団体約9000人、山車65台がパレードし、函館の一夜を盛り上げた。

 函館市末広町の十字街付近で午後4時に行われた出発式では、実行委の寺坂伊佐夫会長が「港まつりが大火の復興を願って始まったように今年は東日本大震災の復興を応援しよう。函館の短い夏を十分楽しんで」とあいさつ。工藤寿樹市長も「元気を出していこう」と呼び掛け、ミス函館をはじめ長崎、神戸、横浜、新潟の開港5都市の親善大使も紹介された。

 函館巴太鼓振興会のメンバーによる和太鼓演奏の後、豊川町の豊川広路を先頭にパレードがスタート。第1部「函館港おどり」、第2部「子供いか踊り&サマーカーニバル&青森ねぶた」、第3部「函館いか踊り」の順に各団体が踊りやパフォーマンスを披露。松風町までの約1・4キロのコースを、華やかな山車とともにそろいの衣装で練り歩き、沿道に詰め掛けた市民らも声援を送りながら観覧していた。

 第1部では、高陽市の公演団のメンバーが華麗な伝統舞踊を披露。また、青森ねぶたは今年12回目の参加で、今回は独眼竜と呼ばれた東北の戦国武将、伊達政宗をモチーフにしたねぶたでパレード。暴れ馬に立ち向かう勇士を震災から東北を守る姿に重ね合わせたねぶたを先導するように「跳人(はねと)」と呼ばれる踊り子たちが、「らっせらー」の元気な掛け声を響かせた。

 子供いか踊りでは、幼稚園児や児童たちが元気に跳びはね、参加した七重小3年の白石侃穏君(8)は「最初は緊張したけど、だんだんのってきた。気持ち良く踊れました」と話していた。

 3日は午後4時半から「ワッショイ―」2日目の堀川・五稜郭コースが行われる。

提供 - 函館新聞社


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