五稜郭跡の兵糧庫 一般公開
update 2011/8/2 10:52
国の特別史跡五稜郭跡にある兵糧庫の一般公開が、1日から始まった。初日は749人が来館し、発掘調査で出土した美術品など、貴重な展示物に目を見張った。
兵糧庫は1864年ごろに土蔵として建設。その後、数回の補修工事を行うなどして現代に受け継がれ、2年ぶりに一般公開された。
庫内には20年以上前に箱館奉行所跡から発掘された陶器やガラス瓶などの遺物数点、五稜郭築造時に堀や郭内に引き込まれていた上水道の木樋などが展示されている。また兵糧庫の歴史を映したパネルも設置され、観光客や市民らは、函館の文化を色濃く残す展示物を興味津々に眺めていた。
箱館奉行所の沼崎孝男副館長は「貴重な建物。幕末の時代から残されてきた歴史を感じ取ってもらえれば」と話す。釧路市から旅行で訪れた黒島章一さん(62)は「初めて見たが歴史を感じた。道具も精巧に作られていて、昔の人はすごいと思った」と感心した様子だった。
一般公開は31日まで。公開時間は午前10時から午後3時。入館無料。問い合わせは市教委文化財課TEL0138・21・3456。
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