復元意義など語る

update 2011/7/31 10:42


 29日に開館1周年を迎えた箱館奉行所の1周年記念特別フォーラム(箱館奉行所主催)が30日、函館市中央図書館で開かれた。5人のパネリストが一般市民約120人を前に意見を述べ、奉行所への理解を深めた。

 箱館奉行所は昨年、特別史跡「五稜郭跡」に約140年の時を経て復元。入館者数は開館1年で33万人を超えるなど、函館観光を支えている。

 この日は、パネリストとして函館市教委の山本真也教育長、土方歳三資料館の土方愛副館長らが出席。全体テーマを「箱館奉行所―その復元と未来への展望―」と題し、各人が発表した。

 「特別史跡五稜郭跡にあった箱館奉行所復元の意義とその役割」とのテーマで講演した山本教育長は「復元の意義は、五稜郭が何であったかを目で見て知ることができる点にある。子どもたちの良い教材になり、市民の方々には何度も足を運んでいただけたらうれしい」と話した。

 土方副館長は「激動の時代を生きた土方歳三と箱館奉行所の復元」と題し、「祖先の歳三が最後の冬を過ごした所で、当時の空気をそのままに感じることのできる場所。今後も土方の生家と函館の結びつきが一層深まれば」などと発表した。

 同奉行所の沼崎孝男副館長は「多くの市民に参加していただき、大変ありがたい。5人の方の貴重なご意見を参考にしていきたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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