異国情緒堪能 ホワイトハウス一般公開スタート
update 2011/7/29 10:43
函館市杉並町23の遺愛女子中学・高校(福島基輝校長)の敷地内にある旧宣教師館(愛称・ホワイトハウス)の一般公開が28日始まり、大勢の市民らが異国情緒あふれる建物を見学した。30日まで。
ホワイトハウスは、米国人宣教師の住まいとして1908(明治41)年に本館と同時期に建築。木造2階建て、清らかな色合いの白壁などが特徴で、当時の米国建築様式を取り入れた明治洋風建築の傑作と評価が高く、2001年6月には国の重要文化財に指定された。
今年の公開には、1920年ごろ、宣教師が使っていたタイプライターを特別展示している。また、飾り窓の階段に豪華なシャンデリア、ふすまのある洋室、和室など和洋折衷の造りは時を経ても色あせない。氷で冷やす冷蔵庫や初期の洗濯機、トイレ、浴室もそのままで、当時の暮らしぶりを体感できる。
一般公開は午前10時〜午後2時。遺愛女子高校の生徒が案内役を務め、庭先では冷たい麦茶を振る舞っている。
千葉県船橋市の石村麻希さん(30)は、帰省中に母校を家族5人で訪れ「卒業以来で本当に懐かしい。ホワイトハウスは愛らしくていい」と感慨深げ。長男の匠ちゃん(3)と長女の友梨ちゃん(1)は「2階が楽しかった。麦茶もおいしかった」と笑顔だった。
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