全国初、市電6台にAED設置

update 2011/7/28 10:28


 函館市企業局交通部は27日、市電の営業車両6台にAED(自動体外式除細動器)を設置した。地元企業からの協賛広告費を設置費用に充てる試みで、同部によると、路面電車にAEDを設置するのは全国で初めて。今後もスポンサーを募り、本年度内に全30両への搭載を目指す。

 市電が安心・安全な乗り物であることをアピールし、不測の事態に備える狙い。全乗務員が2004年から市消防本部の普通救命講習を受講し、AEDの使用法などを訓練してきた。近年は運行中に救急車を手配するケースが年間10件ほど発生しているという。

 AEDは警備会社から5年契約でレンタルし、乗客にも分かりやすい車内の乗車口横か運転席の後部に各1台設置。設置車両の乗車扉の内外には「AED搭載車」であることと一緒に協賛企業名の広告を表示する。現在、市内の医療機関や食品販売業などを中心に8社がスポンサーとして名を連ねている。

 設置費用は年間で約9万円。スポンサーの協賛費としては月額1万円弱になるという。同部事業課は「沿線での交通事故や沿線住民に何かあった場合にも対応できる。多くの人に安心してもらい、市電の存在価値を高めていきたい」としている。協賛広告への問い合わせは同課TEL0138・32・1730。

提供 - 函館新聞社


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