函館にも被災者家族到着…函館・むすびば受け入れ支援

update 2011/7/27 10:43


 函館や近郊で東日本大震災の被災地復興を支援する団体「函館・むすびば」(丸藤競代表、会員10人)が夏休みに福島などの家族を受け入れる事業「あたり前の夏休み」の参加者が26日、来函した。夕方に到着後、オリエンテーションを行い、関係者があいさつした。

 同事業は8月23日までの29日間、福島などから19家族58人を受け入れる。オリエンテーションで丸藤代表は「皆さんの心が癒やされるように、サポートします」、函館湯の川温泉旅館協同組合の金道太朗理事長は「親子愛が深まる夏休みになりますように」とあいさつした。参加者には函館の観光に関する情報や、子供にはイカの折り紙などが渡された。

 福島県郡山市から子供2人とともに訪れた主婦は「インターネットで“夏休み”“避難”のキーワードで検索し、この事業を知った。広い自然の北海道で夏休みを楽しみたい」。子供たちは函館に来ることが決まった後、インターネットで街のことを学んでおり、「イカを食べたい」と話していた。

 同事業に対し、市内の団体や企業から多数の賛助の申し出があり、随時、参加者にイベント参加などの情報を提供するという。

提供 - 函館新聞社


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