稲わら汚染 道南34戸は利用なし 

update 2011/7/26 14:04


 放射性セシウムを含む稲わらを食べさせていた牛の肉が道内でも流通していた問題を受け、道は25日、道食の安全・安心推進本部(本部長・高橋はるみ知事)を開き、稲わらの利用実態調査の結果を明らかにした。調査したのは全道715戸(肥育牛のいる経営)。このうち渡島22戸、桧山12戸で、農水省が福島県など利用自粛を求めている16都県の稲わらを利用している農家はいなかった。

 渡島総合振興局は20〜22日、桧山振興局は19〜21日に農家に稲わらの利用実態について聞き取り調査した。いずれも、汚染された疑いのある稲わらを使用している実態は確認されなかった。

 道によると、同調査で釧路管内浜中町の牧場1カ所で、4月以降に購入した宮城県産などの稲わらを使用していたことが判明。宮城県産の在庫を道立衛生研究所(札幌)で放射性物質調査を実施したところ、国の暫定許容値を超える放射性セシウムが検出された。

提供 - 函館新聞社


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