災害に備えしっかり訓練、ボランティア研修会に市民参加
update 2011/7/25 11:23
本年度ボランティア研修会が24日、函館市総合福祉センター(若松町33)で行われ、110人が参加した。「災害支援と防災活動〜今、私たちができること〜」をテーマに、炊き出しの実践、震災被災地の復旧ボランティア報告、防災講演で災害時における地域の連携や助け合いの大切さを学び、日ごろの備えを改めた。
研修会は、市社会福祉協議会と市ボランティアセンターの主催。炊き出しは、道南地区赤十字防災ボランティア・リーダー会(玉地国雄会長)がカレーライスづくりを指導。災害救援用の炊飯袋で米を炊き、大鍋でカレーを作り、テント設営から後片付けまでの一連を訓練した。
参加者は分担作業で協力し「ご飯を食べるまでには結構な時間がかかる。今日は訓練だから平常心でできるが、災害時に落ち着いてできるか心配」という声もあった。
炊き出し訓練に先立ち、東北復旧ボランティア活動の報告会が行われ、NPO法人北海道坂本龍馬記念館の三輪貞治館長と同協議会の阿知波健一さんが現地での活動内容を伝えた。また、防災講話では、玉地会長(70)が「自分の身は自分で守る。普段できないことはいざというときもできない。自然災害が起きる可能性や自分の住む場所の特徴、地域の支援対策など個人の防災力も含めて日ごろの備えの大切さを感じてほしい」と強調した。
函館大付属有斗高校3年の浜田拓実君(17)は「被災地の復旧ボランティア活動の様子を知り、自分も参加したいという気持ちになった」、古川町会の西村洋子さん(70)は「大勢で炊き出しの訓練を行うのは貴重で、多くの町会関係者と情報交換もできたので今日は参加して良かった」と話していた。
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