大間原発建設中止求めデモ行進
update 2011/7/24 10:34
青森県大間町の大間原発建設の中止を求める「バイバイ大間原発はこだてウォークB」(実行委主催)が23日、函館市中心部で行われた。今回はサッカー女子ワールドカップで初優勝した日本代表「なでしこジャパン」にあやかり、約150人が同原発に「レッドカード」(もうおしまい)を突き付け、安全な函館を守りたいと訴えた。
5月28日、6月11日に続く第3弾で、函館の市民団体「大間原発訴訟の会」の竹田とし子代表、NPO法人南北海道自然エネルギープロジェクトのピーター・ハウレット代表理事(函館ラ・サール高教諭)ら14個人・団体が呼び掛けた。
デモ行進に先立ち、千代台公園で集会を開催。福島第一原発事故を受け、福島県鮫川村から函館へ子供2人と一緒に避難している小松幸子さん(46)は「家族がバラバラになって子供の命を守っている。日本を牛耳っている人たちは子供の命よりも経済を優先する。原発は一度動かしたら止められない。大間は動いていないので、必ず止めなきゃいけない。子供たちにもうつらい思いをさせたくない」と訴えた。
同公園を出発した参加者は「大間原発にレッドカード」「エネルギーシフト」などと連呼しながら五稜郭公園までの約1.5キロを練り歩いた。函館ラ・サール高1年の鈴木崇仁君(15)は「函館から23キロという距離は近すぎる。事故があれば函館の街が廃れてしまう。原発が建たないように行動したい」と話していた。
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