声徳会の「まろにえ」への訪問演奏150回に
update 2011/7/24 10:33
江差追分会函館声徳会支部(内村徳蔵支部長)は23日、函館市西旭岡町3の養護老人ホーム「まろにえ」(山石卓弥施設長)を訪問し、さまざまな民謡を披露して利用者70人を喜ばせた。清和荘の時から25年間定期的にこの施設で続けてきた演奏訪問はこの日で通算150回目になり、同支部関係者は活動への思いを新たにしている。
同支部は函館少年刑務所を訪れた1986年2月から、函館の福祉施設を中心にボランティア訪問を重ね、民謡を披露している。清和荘には同年4月に訪れて以降1〜2カ月に1回、函館共愛会が運営を始めた昨春以降も訪問を続けている。
この日は同支部の21人が参加し、尺八や三味線伴奏を加えて「江差追分」の大合唱や東北各地の民謡、津軽三味線などを披露した。アメリカのノートルダム大学から来函中で、独学で尺八を勉強しているという留学生のジョーイ・ブルネットさん(22)も出演。お年寄りは手拍子を送りながら懐かしの民謡を耳に、頬を緩ませていた。
内村支部長(62)は「利用者の『また来てね』という言葉にとても励まされ、大会で入賞者が出るなど会員の実力もついてきている。25年は長いようで短いけど、今後も1回1回の訪問を大切にしたい」と語った。
22日で100歳の誕生日を迎えた岸田ヨシエさんは、「25年前から楽しんで聴き続けている。昔は一緒に踊っていたものだけど、今後もこの施設に来て楽しませてほしいね」と笑顔。山石施設長も「清和荘の時代からできている縁なので、長く活動を続けてほしい」と期待していた。
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