新幹線の新駅前「住宅地」が人気

update 2011/7/23 11:09


 【北斗】北海道新幹線新函館(仮称)駅予定地周辺で市が造成した宅地7区画の販売募集が21日で締め切られ、計84件の申し込みがあった。各区画とも6〜15倍となる人気ぶりで、8月1日に抽選を行い、購入者を決定する。市新幹線対策課は「新幹線駅前という立地条件に多くの関心を持ってもらった。今後の商業地販売にもつなげていきたい」と話している。

 市は新駅南側の13・5ヘクタールで土地区画整理事業を進め、このうち、南西に位置する居住ゾーン約5ヘクタールは3月末に整備が終わった。市が宅地を販売するのは今回のみで、約193〜241平方メートルの7区画を1坪(3・3平方メートル)約7万円、399万円から511万円で募集。市内を中心に近郊の幅広い世代から申し込みがあった。

 同事業では、駅前通を中心に駐車場や公園、スポーツを楽しむことが可能な調整池などの整備を進める。商業地は来年度以降、順次、整備が終わり、早ければ2013年度に一部区画から販売を開始する見通し。 同課の梅田一生課長は「北海道の新しい玄関口として道南圏のにぎわいにつながる駅前開発を進めている。開業を見据えて、企業誘致にも力を入れていきたい」としている。

提供 - 函館新聞社


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