ホタル観賞会に270人
update 2011/7/22 14:11
清流を好むヘイケボタルが生息する函館市見晴町の見晴公園で21日夜、市内の園児とその保護者らが観賞会を楽しんだ。肌寒さでホタルの光の乱舞は見られなかったものの、時おり見せるわずかな光が子どもらの笑顔を誘った。
観賞会は函館ライオンズクラブ(高橋正人会長)の主催で、園児ら約270人が参加した。公園内には元々、ホタルが生息していたが一時絶滅。1991年から「函館ホタルの会」(工藤恵美会長)が人工飼育に取り組み、このような観賞会を通じて、子どもたちに自然保護の意義を伝え続けている。
闇夜の午後8時から観賞が始まり、時おり点滅するホタルに参加者は興味津々。工藤会長が「宝探しみたいだね」と呼びかけ、子どもたちも「本当だ。きれいに光っている」と歓声を上げた。
亀田港保育園の長内一真ちゃん(6)、琢真ちゃん(6)兄弟は「青と緑の色できれいだった」とご機嫌。父の良次さん(38)も「淡い輝きが幻想的で、今日は参加することができて良かった」と満足の様子だった。
高橋会長(40)は「自然に触れ合う機会が少ない中で、ホタル観賞会は貴重な経験になる。今日の思い出を忘れずに、大人になっても自然を大事にしてもらいたい」。工藤会長も「未来を担う子どもに自然を守ることの大切さを感じてもらえれば」と話していた。
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