ミシュラン掲載記念、外国人観光客誘致へ討論
update 2011/7/22 14:09
世界の観光地を格付けした旅行ガイドの日本編「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に函館など道南が掲載されたことを記念した「観光客受入研修会」(函館国際観光コンベンション協会主催)が、21日に函館市元町のFMいるかビルで開催された。講演会やパネルディスカッションで、同ガイドを活用した観光のあり方を模索した。
5月に発売された同ガイドの改訂版に、函館・近郊が初めて掲載されたことから企画した。観光業や行政などの関係者ら約110人が参加した。
講演では元日本政府観光局パリ事務所長で、現在中部国際空港経営企画部長を務める長谷川豊氏が「これからの外客誘致に向けた1つの方向性について」と題して講演した。
パネルディスカッションでは長谷川氏のほか、函館国際観光コンベンション協会企画宣伝委員長の中野晋氏、七飯大沼国際観光コンベンション協会副会長の渡辺邦浩氏、函館日仏協会副会長の加藤敬氏の4人がパネリストを務めた。
ミシュランガイドについて加藤氏は「非常に信頼性が高く、宿の値段や歴史紹介などが簡潔に書かれている」と評価し、掲載された事実の重大さを強調。中野氏は「アジアだけでは限度がある。欧米客にも目を向けるようにし、4年後の新幹線開業を見据えて情報を発信する必要がある」とした。渡辺氏は「外国人に限らず、日本人客をも含めた観光客対応の強化をしなければ」などと述べた。
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