稲わら汚染で道南37戸を調査へ

update 2011/7/20 10:26


 道が、道内の畜産農家約650戸を対象に稲わらの利用実態について緊急調査を行うことになり、渡島総合振興局と桧山振興局は今週中に、管内の農家への聞き取り調査を実施する。該当する肥育牛農家(繁殖、肥育一貫経営を含む)は渡島27戸、桧山10戸(いずれも2010年2月1日現在)。

 両振興局は、既に肥育経営をやめたり、新規に始めたりした農家がいる可能性もあるため、JAや農業改良普及センターと連携し調査を進める方針。

 調査では、3月11日の福島第一原発事故後の稲わらの使用実態や購入先(産地)、導入日などを聞き取る。放射性セシウムを含む稲わらが見つかった都県から稲わらを購入していた場合は、放射性物質の有無を調べる。

 渡島総合振興局は「飼料業界の話によると、道内は福島を含む本州産の稲わらを購入している畜産農家は少ないようだ。念のため実態を把握したい」(農務課)とする。

 福島県の畜産農家が出荷した牛肉から、国の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出された問題を受け、18日に開かれた道食の安全・安心推進本部の会議で、全道規模の調査を行うことが決まった。

提供 - 函館新聞社


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