市民らいか踊りで歓迎 「にっぽん丸」が函館帰港
update 2011/7/18 10:58
クルーズ客船「にっぽん丸」(2万2472トン)が17日、函館港西ふ頭(函館市弁天町)に寄港した。函館港花火大会に合わせた道内クルーズの一環で、函館に入港する客船は本年度3隻目。岸壁では大勢の市民らが函館名物「いか踊り」で出迎えて寄港を歓迎した。
商船三井客船(東京)が運航する同船は、昨年船体を白と紺のツートンカラーに一新。全長166.6メートルで、函館入港は1年ぶり。14日に横浜を出港し、利尻島などを巡る5泊6日のクルーズの「夏夜を彩る函館花火」の一環で寄港した。
東日本大震災に伴う原発事故の影響で函館への客船の寄港中止が相次ぐ中、今回は函館の元気を発信し、函館らしく歓迎しようと、いか踊り実行委のメンバー約20人が岸壁で演舞。デッキで見物する乗客にも岸壁から踊りを指導し、盛大な歓迎ムードに包まれた。
歓迎のセレモニーでは、函館市の片岡格副市長が「多くの観光資源やイカをはじめとする新鮮な魚介類、船上からの花火など函館の魅力を存分に堪能してください」とあいさつ。ミスはこだてらが番留誠船長に花束や地元特産品のワインなどを贈呈した。
東京から夫婦で訪れた乗船客の小平忠昭さん(69)は「船上から見たいか踊りは壮観で感激した。半日函館を満喫し、花火も間近で一人占めしたい」と笑顔だった。同船は乗客らが船上から花火を鑑賞後、横浜に向けて函館を出港した。
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