秋田の修学旅行児童 旧函館区公会堂で合唱
update 2011/7/16 11:00
函館市重要文化財旧函館区公会堂(函館市元町)で15日、秋田県からの修学旅行生が合唱を披露した。風情あるホールに美しい音色を響かせ、「忘れられない思い出ができた」と関係者に感謝を伝えた。
秋田市立勝平小の6年生124人が舞台に立った。同小は例年、宮城県仙台市を修学旅行先としているが、東日本大震災の発生を受け、函館方面に変更。合唱で心を通わせてもらおうと、関係者が打ち合わせを重ねてきた。
児童はリコーダー演奏と、被災者を勇気づける歌詞の合唱を披露し、居合わせた観光客を魅了。同施設の大西正光館長は「上手な音楽とともに、舞台に臨む姿勢も立派だった」と褒め、札幌市の植平昌子さん(29)は「子供たちの歌声が函館観光のいい思い出になった」と喜んでいた。
音楽ステージを楽しみにしていた伊藤水希さん(11)は「歌声が歴史ある建物に響いて感動した」、角田希帆斗君(11)も「元気いっぱいに歌うことができてよかった」と目を輝かせていた。
添乗した旅行業者は「大震災の影響で函館に旅行先を変更する学校が増えている。このような音楽会を設けていただけることは、函館や道南の魅力発信につながる」と話していた。
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