函館市9月から、24時間対応で在宅介護

update 2011/7/15 12:11


 函館市は在宅の要介護者を対象に、24時間対応の定期巡回・随時対応サービスを9月から開始する方針だ。国のモデル事業として行い、介護保険法の改正に伴って、来年度からは地域密着型サービスとして行われる形となる。

 14日の市議会予算特別委員会で斉藤佐知子氏(民主・市民ネット)、茂木修氏(公明党)、本間勝美氏(共産党)の質問に答えた。

 同サービスは在宅でいながら、特別養護老人ホームなどと同様の介護サービスを希望する高齢者の要望に応えて行われる。本年度補正予算には事業費として1826万円を計上。函館のほか札幌、旭川、釧路市でも行う。

 市福祉部は要介護者20人程度の利用を想定しており、具体的には@訪問介護員が1日3回、決まった時間に20分未満の短期的サービスを提供A通信装置を設置し、24時間対応で連絡や通報に応じて自宅を訪れる―ことがセットになっている。事業は民間事業者に委託し、選定方法を検討している。年度末に事業内容を検証し、有識者らによる委員会を設置して人員体制などを検証する。

 事業は来年3月までで、来年4月からは介護保険法の改正に伴い、「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」として、新たな介護サービスとして介護保険計画の中に位置づけられる。

 委員会では実施地域についての質問が上がり、市介護高齢福祉課は「市内で一部エリアを決め、国には西部地区、中央部地区、東央部地区でとイメージを挙げている」とした。

 また、30分以上の延長保育を行う民間保育所への補助金支出について、工藤篤氏(市民クラブ)は「公立保育所で延長保育はできないのか」とただした。市福祉部は「民間のサービスが先行しているのが実態。民営化を順次進めているが、保護者のニーズをとらえたい」と述べるにととまった。

提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです