黒々 天然コンブ輝く 漁始まる

update 2011/7/12 10:17


 函館市恵山地域を皮切りに、渡島東部沿岸の天然コンブ漁が始まっている。陽光に輝く黒々としたコンブを漁師が水揚げし、浜は活気づいている。

 えさん漁協(高島武俊組合長)管内では、今月5日に漁が解禁され、古武井地区が6日、尻岸内地区が11日から採取を始めた。「三石(みついし)昆布」で、非常に柔らかくなり味も良いのが特長だ。

 コンブ漁は、海が穏やかで透明度が高い晴天の日に行われる。夜明け前から漁師の代表がその日の条件を見極め、出漁、中止を判断する。

 11日が初日となった尻岸内地区では、午前6時半に漁開始を知らせる放送が流れ、十数隻が一斉に前浜に繰り出した。1人または2人で磯舟に乗り、かぎ棒で海底のコンブを手繰り寄せ、豪快に引き抜いていった。「おかどり」と呼ばれるウエットスーツを着てコンブを採取する人の姿も見られた。この日の漁は同10時半まで行われた。

 同市豊浦町の野呂義春さん(72)、セイ子さん(65)夫妻は「長さ、身入りともまずまず。年をとると力仕事は大変」と力を合わせて水揚げしていた。

 同漁協によると、漁は夏が最盛で、10月末まで続く。20日からはマコンブとガゴメ漁も解禁され、同時に採取していく。

 戸井漁協や南かやべ漁協管内でも、今月中旬から天然コンブ漁が始まる。

提供 - 函館新聞社


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