大韓航空が9、10月に運航計画
update 2011/7/6 12:44
大韓航空が、東日本大震災の影響で運休している函館―ソウル(仁川)間の定期航空路線に、チャーター便を飛ばす計画を立てていることが分かった。函館市や函館商工会議所、旅行代理店などの協力を得て集客し、9、10月の週末などに合わせて4往復を目指す。関係者は10月27日まで運休が決まっている定期便の呼び水として期待する。
同路線は週3回(火・木・日曜日)の定期便だが、ゴールデンウイーク期間の3回を除き、震災後3月22日から止まっている。同社によると、韓国国内では日本での放射能汚染に対する懸念が大きく、路線利用者の多くを占めた韓国からの集客を見込めないという。
10月末までの運休は6月中旬に決定した。その後工藤寿樹市長や松本栄一同会議所会頭らが韓国の本社を訪問し、早期再開を要請する中で今回の計画が浮上した。
9月は韓国の旧盆期間に当たる10、13日に各1往復ずつを予定。10月の日程は未定だが、日本の連休に合わせて7、10日とする案やビジネス向けに平日に飛ばす案とがある。機材は通常同路線で使用する定員約150人規模の予定。
同商工会議所の酒井康次専務理事は「チャーターで実績を付けて運休を解いていきたい」と期待し、経済関係者を通じて積極的に協力を要請中。函館市港湾空港部は「客がこれだけいると示していくことが必要だ。路線にかける函館の姿勢を見せたい」と意気込む。
同社函館支店は「現在代理店に協力を要請している」と話し、チャーター便の内容次第で前倒し再開の可能性もあると示唆した。
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