プライベートドッグルーム設置  津軽海峡フェリー 

update 2011/7/5 10:00


 津軽海峡フェリー(函館市港町、石丸周象社長)は、函館―青森間を運航するフェリー「びなす」と「びるご」の2隻を新たに犬(小型)対応とし、同社初のプライベートドッグルームなどを整備した。15日運航分から受け入れる。利用客のニーズを受けた取り組みで、同社は「今後も要望にきめ細かく対応していきたい」とする。

 同社はこれまでに、同航路を運航する「ブルードルフィン」にドッグバルコニーとドッグルームを設けていた。この利用状況や客へのアンケート結果などから、さらに犬を船内に連れ込むニーズがあることを確認。今回新たに2隻を改造し、併せて3隻が犬対応となる。

 びなすとびるごでは、1グループのみが利用するプライベートドッグルームを2室ずつ整備した。それぞれ2匹まで受け入れが可能で、客室を改造した約10平方bの室内床は汚しても簡単に掃除できる床張りに。逃げ出さないような柵を設け、ソファやクローゼットなどの家具を置いた。料金は1室1万2000円。

 ドッグルームは各船1室を整備。20匹まで受け入れられ、約30平方メートルの室内には収容ケージやテーブル、椅子などを置いた。料金は1匹1000円。両タイプの部屋共に空気清浄機を置き、ペットシーツも利用できる。

 同社は「乗船時に『犬を車内に残すと不安』という人が多く、このような声に応えていきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社


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