どさんこフェス、勇壮に流鏑馬

update 2011/7/4 10:53


「第6回どさんこフェスタin函館2011」(実行委主催)が3日、緑の島(函館市大町15)で開かれた。メーンイベントの「第6回全国やぶさめ競技函館大会」には、道内、東北、関西から32人が出場。武具をまとった選手がドサンコ馬にまたがり次々に疾走し、矢が的中すると観客から大きな拍手が送られた。

 本道の開拓に活躍したドサンコ馬(和種馬)の歴史や文化を知ってもらおうと2005年から開かれている。昨年は家畜伝染病、口蹄疫(こうていえき)の影響で中止となり、2年ぶりの開催。流鏑馬(やぶさめ)は、全長180bの走路にある3つの的を、疾走する馬上から射抜く。

 今大会は初心者から中級者までの一般個人戦とインストラクターなどによる選抜個人戦のほか、団体戦が行われた。選抜個人戦では、函館どさんこファームの池田賢治さん(29)が3位入賞。同大会4度目の優勝はならなかったが「大会準備が始まったころに東日本大震災が発生し、作業が遅れたが、たくさんの選手が集まってくれ、けが人もなく無事終わることができた。皆さんの協力のおかげで、来年も大会を開けるように頑張りたい」と話していた。

 このほか、会場では和式馬具の展示や乗馬体験などが行われ、子供らの歓声がこだました。結果は次の通り。(敬称略)

 ◇個人▽選抜@菊池茂勝(岩手県)A大堀直喜(剣山どさんこ牧場)B池田賢治(函館どさんこファーム)▽一般@中澤英次(道央流鏑馬会)A野澤英雄(函館どさんこファーム)B山本伊南海(道央流鏑馬会)◇団体@十和田A輪厚B函館

提供 - 函館新聞社


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