サロンで子育て支援充実
update 2011/7/4 10:52
函館市の深堀保育園(深堀町27)に本年度から、市内9番目の「子育てサロン」が開設された。3カ月が経過し、徐々に母親の口コミなどから広がり、1日平均で10組ほどの親子が利用している。また、町会館や公園で開くサロンも始まり、地域の子育て支援の充実が図られている。
子育てサロンは、未就学児の子どもを対象に、親子が気軽に集える場所として、市の委託事業で市内保育所に開設されている。地域の子育て支援の拠点として、親子で遊びを楽しむほか、子育てに関しての情報交換、指導員が育児相談に応じるなどの活動をしている。
従来の8サロンに加え、本年度に新設された「深堀子育てサロン」は、窓が一面に広がり開放的な空間の施設に。共有スペースと別の授乳室にはベビーシート、ベンチが設けられ、母親に配慮した作りになっている。夏は港まつりへの参加、秋は収穫体験などの行事を行う予定で、親子で楽しむ遊びの支援、育児相談などに取り組んでいく。
同サロンの保育士、岩井直子さんは「母親がリラックスしたり、親子で楽しめるようなサロン作りに向け、一歩ずつ前進していきたい」と意気込みを語る。
一方、市内の各サロンが合同で開く、「まめっこサロン」と「あおぞらサロン」も本年度からスタート。母親同士の仲間作りなどを支援するための新たな場所を設ける狙いがある。
まめっこサロンは、市内の町会館に出張し、近所に保育園や児童館がない母親でも気軽に来れる場として提供され、通常の子育てサロンとほぼ同じ内容で、指導員が対応する。1〜2カ月に1度開かれる。
あおぞらサロンは、市内の公園で開かれ、通りすがりの親子でも楽しめるようにとの願いから実施。屋外で親子が遊具などを使って、のびのびと遊びを楽しめることが特徴。2〜3カ月に1度、函館公園などで活動する。次回、青空サロンは7月20日、函館公園(青柳町17)、乃木町オレンジ公園(乃木町1)、旭岡公園(西旭岡町2)で開かれる。問い合わせは市子ども未来室子育て支援課TEL0138-21-3269。
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。